結論: 常時点灯してくれるので今Apple Watchを買うなら7がオススメ。

2022年2月、短期インターンで久しぶりに収入を得た僕は、前からずっと欲しかったApple Watchを買った。

『スマホ脳』を読む前からずっと、通知との付き合い方を考えていた。スマホは毎日何十回、もしかしたら何百回も通知を送る。僕のスマホはカバーがあるタイプなので、そのカバーを外して通知の内容を見る必要がある。

僕のiPhoneのカバー。絵は岡村芳樹さん。BOOTHで販売中。
カードを入れられるのが便利。

ロック画面に通知の詳細は表示されない設定にしている。これはセキュリティのためだ。どんな内容か知るためにはロックも解除する必要がある。さて、問題は通知を確認した後だ。手にはロックが解除されたスマホ。次に僕が起こす行動はなんだろうか。きっと99%の確率でTwitterのアイコンを押すだろう。ちなみに、残りの1%はYouTubeだ。

スマホを制しようと欲せば、先ず通知を制せよ。

これは今僕が考えた慣用句。

とにかく、通知は気が散る。集中モードにしたらしたで重要な通知を見逃してないか心配になって結局スマホを見てしまう。『スマホ脳』は、別の部屋に置いたスマホと集中モードにしてポッケに入れたスマホでは、後者の方が気を散らすという実験結果を載せている(93ページ)。

そんなわけで、Apple Watchを買うことにした。予算の都合上SEを購入した。最新の7と大きく変わるのは、画面の常時点灯と血中酸素濃度の測定の有無くらいだろうか。

購入して2ヶ月経ったが、概ね満足。通知の管理も専用アプリから簡単にできる。時計の画面を好きにカスタマイズできるので、お気に入りのイラストに設定した。

ひとつだけ困ったことがある。

それは、時間を知るために画面を点灯させなければならないことだ。手首を回して画面を上に向けることでスリープが解除され、時間を知ることができる。

数週間前、画面を点灯させるために手首を大袈裟にグルングルンしている自分に気づいた。違うんだ。僕は時間を知りたいだけで、買ったばかりのApple Watchを自慢したいわけではないんだ。毎回そんなことを声高に宣言しながら手首をグルングルンするわけにはいかない。そういうわけで、僕は今日も出来るだけ大袈裟にならないように気をつけながら時計を見ている。ちなみに人の多い駅にいると僕と同じように手首をグルングルンしている人をよく観察できる。

この「正しい角度が必要」というのがまあまあ大変。また,タイピング中などすでに画面が上に向いている場合は画面に触れるか一度画面を下に向ける必要がある.

Apple Watch 7なら心配はいらない。なぜなら画面を常に点灯させることができるからだ。もちろんそれが嫌な人は設定でOFFにすることもできる。もしSEか7で迷っている人がいたら、多少高額でも7をオススメする。

最後に、僕はAppleの回し者ではない。為念。