2022年に読みたい本,読んでいる本,読んだ本
突然だが,僕は「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」というブログのファンだ.『中の人』ことDainさんはとにかく本を魅力的に紹介する.僕は高校生の頃からこのブログで紹介された本を読んできた.例えば『白と黒のとびら』『知的複眼思考法』『タタール人の砂漠』『虚数の情緒 (途中で挫折した)』『ゲーデル・エッシャー・バッハ (途中でr』 『幾日』など.
そのブログによく登場する文句がある.それは,『「後で読む」は、あとで読まない。』というものだ.年間120冊読むDainさんでさえそうなんだから,年間数冊しか読まない僕の場合はなおさらだ.その証拠に,僕は「ヒトはなぜ先延ばしにしてしまうのか」という本を2019年に買って,未だに読んでいない.
そんなわけで,せっかくブログを作ったのだから記録をここにとることにした.読みたい本・読んでいる途中の本を(見ている人がいるかは別にして)晒すことで,積ん読を少しでも解消したい.
読みたい本
- 『2030 半導体の地政学』
- 『Au オードリー・タン 天才IT相7つの顔』
読んでいる本
- 『スーパーユーザーなら知っておくべきLinuxシステムの仕組み』
- 『ストレス脳』
読んだ本
- 『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。』
- 『精霊の箱 (上・下)』
- 『スマホ脳』
スマホが如何に僕たちの脳や生活習慣に影響を与えているかを論じた本.すでにこのブログに記事を書いた.
- 『「ついやってしまう」体験のつくり方』
元任天堂でWiiの開発に携わった著者が,「ついやってしまう体験」とはどういうものか,言語化した本.この本自体にもつい読みすすめてしまう仕掛けがたくさん施されている.本自体の厚さの割にはスイスイ読める.あとでまとめて記事にしたい.
最後の章では積ん読ならぬ積みゲーだった「風ノ旅ビト」について解説しており,読み終わった後にゲームもプレイしてみた.面白かったので機会があれば紹介したい.僕がこのゲームから最初に連想したのが比叡山の千日回峰行だった.
- 『メダリスト』
フィギュアスケートの漫画.フィギュアスケートでオリンピックの金メダルを目指す少女・いのりと,彼女のコーチの司の物語.この漫画のすごいところは,静止画からその映像を想起させること.また初心者にもフィギュアスケートのルールや大変なところをわかりやすく,あまり押し付けずに説明すること.ルールを理解しなくても読みすすめるのに問題ない.主人公たちの成長や発言にとても勇気づけられるし,その言葉に説得力をもたせるだけのストーリーがある.
- 『生き残った6人によると』
既刊3巻.僕の最推し漫画家山本和音先生の最新作.ゾンビが大量発生した千葉が舞台.数少ない6人の生存者はショッピングモール「キノ幕張」に立て籠もる.大量のゾンビに囲まれいつ襲われるかもわからないのに,生存者たちはだれが恋人として気になるかを考えている.いや,命の危機が迫るこんなときだからこそ考えてしまうのだ.主人公の梨々はそんな恋愛にうつつを抜かす生存者達に呆れ返る.果たして梨々は誰かとくっつくのか,そもそも生きて脱出できるのか?タイトルを見るに生存は保証されていそうだが…?
ポップな絵柄とゾンビ映画の世界観が妙にマッチするのが面白い.ゾンビはたくさん登場するけどグロく描かれていないおかげか.「キノ幕張」のレイアウトは"奇遇にも"イオンモ◯ル幕張新都心と完全に一致しているので,行ったことがある人は場所を想像しながら読むと面白いと思う.僕は勝手に聖地巡礼した.